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名前は『あんず』下半身麻痺。里親さん決まりました・祝!!



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2024/04/29 (Mon)
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2007/08/07 (Tue)
今更だけどあんずとの出会いについてです。長いです。
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保護したのは6/14早朝。


前日から外で子猫の鳴き声がしてて、そのたびに気になって
窓からのぞくも姿を確認できたのは真夜中。
暗闇で小さな黒猫がゆっくりゆっくり道路を横断中。
どうにか渡りきると、ひと休みするかのようにしゃがみこむ。

同時にこちらへ向かって走ってくる車のヘッドライトが見えた。
走って逃げると思ったのになぜか動く気配がない。

どんどん車は近づいて、もう目の前…






「危ない!!」思わず身を乗り出した瞬間、
車は猫のギリギリ真横をかすめるように走り去っていった。


ゾクっとした。


あと少し車が猫の方へ寄っていたら…
あと少し猫が渡りきるのが遅かったら…





完全に。。。





あわてて外へ出たけど人の気配に驚いたのかどこかへ隠れてしまった様子。
しまった。。バタバタ出てくるんじゃなかった。。
懐中電灯を持ってしばらくあたりを探してみたけどやっぱり見つからない。
何度か探しに出たけど見つからないし声も聞こえなくなってしまった。



そうこうしてるうちに明るくなって、ゴミ出しついでにもう一回ひと回り、
と外へ出るとうちの自転車用のスペースに、
ぽつんとひとつ小さな黒いかたまりが落ちていた。

あんなに探しても出てこなかったくせに、今度はむこうからやってきた。
よかった、無事だったんだとほっとする私の姿を見てあわてて逃げる。






…んだけど走るの遅っ!!あっ?後ろ足ひきずってる!?



瞬間、昨夜の光景を思い出した。
暗闇に、走れない、車を避けられない、「真っ黒な」子猫。
数十メートル先には大きな国道。そしてうちの隣は大きな駐車場。


どう考えても足を引きずった子猫が生きていけるわけない!


反射的に追いかけたらいともあっさり捕まえられた。
驚くほど軽くて小さくて骨がゴリゴリあたる。
ひどい目やにで瞼はくっつき、あちこちに何かこびりついている。


シャーシャー言って前足をばたつかせて一生懸命もがくけど後ろ足が力ない。
左足は何とか動くみたいだけど右足が完全にプラプラしてる。
いきなりつかまれてびっくりしたのかおしっこ漏らしてるし。



すぐに家に入れてご飯をあげたらものすごい勢いでがっつくがっつく。
うちの大人猫でもこんなに食べないよ!っていうくらい。

かわいそうに、よっぽどおなか空いてたんだね。。



やせ細った体、動かない足。
それでも懸命に生きようとする小さな命。
自然と涙があふれる。


こんな小さな子猫が何をしたからこんな姿になったっていうんだろう。
普通なら、まだお母さんのそばでぬくぬくと甘えているはず。



なのにこの子は痛みを抱え
暗闇でたった一人、寂しくて怖くて泣いていた。。。



よしよし、もう大丈夫だからね。
うちの子にはしてあげられないけど、その代わりにすてきなおうちを見つけてあげる。
ご飯を食べたら手のひら返したように威嚇する子猫にそう約束した。



とにかく足をどうにかしないとね。

朝一でかかりつけの動物病院へ行きレントゲンを撮る。
この時はまだ骨折だと思ってたから、
治療して完治する頃に里子に出そうと思っていることを話し、
ノミ取りや虫下しをしてもらう。


結果が出たけど骨折痕をふくめ骨に異常なし。
は?じゃあなんで??


「ここ(腰のあたり)に傷があるから背骨の中の神経が切れてる可能性がある。
形から見て歯形っぽいねえ。この大きさだと猫じゃないし犬、かな。
おしっこも常にポタポタ漏らしてるから膀胱も麻痺してそうだし、
レントゲンだけじゃ断言できないけど今のところ他の原因が考えられない」




えーっと??神経切れてるって?膀胱が麻痺してるって?


足の骨折は繋げば治るし、おもらしは怖くてちびってるだけでしょ、
なんてお気楽な考えをしてただけに、あまりの予想外な展開に事態が飲み込めない私。


「はあ。。はあ。。。」とおもいっきり生返事。


先生はさらに続ける。

「一度切れた神経は元どおりにはならないんだよ。
だから一生足は引きずったままだろうし、おもらしも続くから
引き取り手を探すのは…正直ムリじゃないかな……」




「……………どうする?………」




どうする?って聞かれても考えがまとまらず固まる私。
重い暗い空気に、いつも明るい先生も沈黙してしまった。


「…おちついて考えたいので今日はこれで帰ります。。。」


やっと出たひと言に先生はちょっと安心した顔で
「うん。この子の一生の問題だからよーく考えてあげてね」と言ってくれた。

処方食、それに風邪薬やら目薬やらを買って病院をあとにする。

先生の言うとおり、この状態が一生続くのなら里親探しなんてムリかもしれない。
春生まれの健康な子猫がごまんとあふれる中、わざわざおもらしの麻痺猫を選ぶ人なんて…




でも、私はすてきなおうちを見つけてあげるって約束したんだ。




この子はあんなに必死でご飯を食べたじゃない。
それは生きたい、生きていたいって思ってるからでしょう?
私が諦める理由なんてどこにもない。


とにかくこのままじゃダメだ。
今は猫の神経麻痺について徹底的に調べて、
この子に何がしてあげられるかだけを考えよう。
どんなに時間とお金がかかってもかまわない。
この子が新しい家族に出会って幸せいっぱいの日々を手に入れるまで絶対あきらめない!!




そう決意した瞬間から、下半身麻痺の猫「あんず」との生活、里親さがしが始まりました。



そしてはじめにへ続くのです。





保護してから一週間くらいのあんず。
目やにはきれいになったけど、目つきがきつくてまだまだノラの顔。

ほほがゲソっとこけてて耳ばかり大きくてお世辞にもかわいいとは思いませんでした。
毛が立ってて分かりにくいけど、どこをさわってもゴリゴリとした骨の感触。

この時の体重は650gで両手におさまるくらい。
そんな小さな体でどれほどの痛みを受け止めてきたのか、私はいまだに想像できません。
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* ILLUSTRATION BY nyao *